よしこ眼科クリニック

前眼部疾患

翼状片

翼状片とは、結膜(白目部分)が、目頭の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。形状が翼のようなことから翼状片と呼ばれています。
自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡などを見れば異変にすぐに気付くため「白目の一部が黒目に入ってきた」というような症状で受診される方が大多数です。
充血や異物感を解消するのに点眼薬を用いることはありますが、現在のところ進行を完全に抑える薬はありません。
翼の部分が角膜中心にまで達すると、視力障害を引きこすため、ある程度進行したものは、手術で切除することになります。

角膜異物

角膜異物とは、角膜に異物が付着している状態をいいます。
原因は異物としては飛んできたほこり、鉄粉、植物の種子などがあげられます。
表面に付着しただけの異物は取り除くだけで問題はありませんが、万が一異物が角膜に刺さると感染を起こす場合があり、早めの受診が大切です。
また鉄粉が角膜に入ると錆(さび)が出るため除去する必要があります。
異物が目に入ったり、刺さったりし、異物感や目の痛み、涙が流れるなどの症状が見られましたら、早めに眼科へ受診し診察・治療を受けることをおすすめします。

流行性角結膜炎(はやりめ)

まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しくあらわれます。感染してから7~14日で発病します。アデノウイルスという感染力の強いウイルスによっておこる病気です。
アデノウイルスに対する特効薬はありませんから、根本的な治療薬はありません。他の感染を起こさないために抗菌点眼薬や、炎症をおさえるためにステロイド点眼薬などを使用します。他の人にうつさないように十分注意しましょう。

後遺症と合併症への注意

結膜炎の症状がおさまってきた頃に、角膜の表面に小さな点状の濁りが出てくることがあります。このときに治療をやめると、角膜が濁って視力が低下することがありますので、医師が判断するまでは治療を続けるようにしましょう。

感染予防対策6箇条

  • 手を流水や石けんでよく洗う。
  • 休養をとって体力をおとさない。
  • 学校、幼稚園、保育園は医師の許可があるまで休む。
  • 人混みへ出かけない。
  • 医師の許可があるまでプールに入らない。
  • 患者のタオル、洗面用具などは家族のものと別にする。
目ヤニ、充血、発熱、喉の痛みがある時には、受付にお伝えください。
院内での感染予防のために、他の患者様から離れた位置でお待ち頂きます。

≫診療内容一覧に戻る

お電話でのお問い合わせ

tel:0426328008